Interview 04

保育士10年、子どもと過ごす日常が
何よりも楽しい!

太幡 英輝(たばた ひでき)さん2011年卒業生
埼玉県立秩父農工科学高等学校出身
東秩父村立城山保育園勤務

ていたんの人々 太幡 英輝さんのインタビュー

文章は2021年12月取材当時のものです。2022年度から東秩父村役場の住民福祉課で保育・児童福祉を担当

仕事のやりがい
仕事のやりがい

成長を信じて
子どもからも信頼される

今は2歳児の担任で、子どもたちと毎日「楽しいこと探し」をしています。当たり前のようでも自然の中で「風が気持ちいいね」と共感し喜び合えるこの仕事は、本当にすばらしいです。
子どもに信頼してもらい、心がつながったと感じられたときには「保育士になってよかった」と思います。以前受け持ったAちゃんは、お母さんの仕事が忙しくなった寂しさから、いつも自分でできていたのに「着替えさせて」と甘えるようになりました。私は「こんなに甘えさせていいのかな? わがままな子に育ってしまうのでは?」と悩みましたが、考えた末にまっすぐに受け止め続けることを決めました。私を信じて甘えてくれたAちゃんは、いつしか私から離れ、立派なお姉さんに成長しました。

ていたんで学んだこと

本質をとらえる
物事の考え方をゼミで学んだ

“ていたん”では物事の考え方の基礎を学びました。特に心に残っているのがゼミでの活動。子ども一人ひとりに適した運動指導をするため、子どもが目で見た動きをどう捉えて表現できるかを研究しました。その中で、個々の認識の違いや表現できることの違いを知り、できない原因を理解する力を養いました。仕事の現場でもその考え方を生かし、物事を表面的にとらえるのでなく、子どもの気持ちを理解して援助できるようになりました。
また、現場で使える実技(リズム体操や芸術活動など)を教えていただき、すぐに自信をもって実践することができました。実績のある先生方に指導していただけたことは、"ていたん"で学べてよかったと感じることのひとつです。

ていたんで学んだこと
太幡 英輝さんよりメッセージ
Message

高校時代の進路選び

保育士になろうと思ったきっかけは2つ。1つ目は好きな女の子が保育士志望だったから(初恋は実らず…)。2つ目は、小学校から通っていた剣道の道場で指導の手伝いをしていたときに、子どもたちと過ごす時間が楽しかったから。保育士になって10年。次の夢は、いつか妻と一緒に小さなカフェを開き、子育て世代が気軽に集まる場をつくることです。