保育実習Ⅰ(施設)を終えて

学び・課外活動

『私は今回、就労継続支援B型「みつばちブンブン」にて施設実習をさせていただきました。
「みつばちブンブン」では、身体障害、知的障害、発達障害を含む精神障害や難病をお持ちの方々を対象に、日々支援が行われています。

私にとっては、今回が初めての施設での実習となりましたが、授業内で学んだ知識だけでは得られない、実際の体験を通じた多くの学びがありました。
たとえば、朝のあいさつや掃除の際の「できました」「点検お願いします」「ありがとう」といったやり取りを通して、利用者の皆さんが集団の中でコミュニケーションを取りながら、人との距離感や関係性、自分自身について学んでいることを知りました。

支援の中で特に大切にされていたのが、「自己肯定感」です。
他者に褒められたり、認められたりすることで自信を持ち、それが日々の意欲や生活への前向きな姿勢につながっていることを学びました。
また、利用者の心身の状態や日々の様子をよく観察し、それに応じて柔軟に対応することの重要性も実感しました。
その時々の状態を理解し、無理のない支援を行うことで、一人ひとりのペースや気持ちが尊重され、安心感や信頼関係が深まるということを感じました。

実習を通じて、私自身が抱いていた障害のある方々や支援の現場に対するイメージが、ごく一部のものであったことに気づかされました。
実際には、利用者一人ひとりに異なる個性があり、それぞれに合わせた支援が非常に重要です。
そのためには、職員同士の連携や情報共有が不可欠であることも学びました。
今回の実習で学んだことや見つけた課題をこれからの実習や学びに活かしていけるように努力していきたいと思います。』


保育学科2年 臼田莉星