保育者には度胸が必要
だからときにはムチャぶりも(笑)
豊田 泰代(とよた やすよ)先生【専門】運動学、幼児体育、子どものダンス、子どもの遊び
【担当教科】幼児と健康、保育の環境(身体表現)、
健康指導法、子どもの健康と運動、ゼミナール
保育の現場で役立つ力を
実践的に学ぶ
保育の5領域「健康・人間関係・環境・言葉・表現」のうち、運動分野の「健康」と「表現」を担当しています。授業で大切にしているのは「保育現場で役立つ力を育てる」こと。例えば身体表現の授業では、日常行う運動遊びから、お遊戯会や運動会などの行事まで、ダンスなどの実技をまじえて実践的に学んでいきます。幼児と健康の講義では、運動場面で子どもに関わる際の基本的な考え方をみっちり教えます。ただ楽しい活動を提供するだけではなく、子どもの成長に寄り添い、子どもの心を動かすアプローチについて、事例を通して学びます。これらの活動の基盤となる「ものの見方・とらえ方」についても教えています。
苦手がある人ほど
子どもの気持ちに寄り添える
運動が苦手な学生もいますが、できないことも保育者にとっては「宝」だと伝えています。できない人にしかわからない「気持ち」がわかるからです。できないことは恥ずかしいことではありません。できるようになるまで学生同士教え合い、協力して取り組み、その過程から学んでほしいと思います。なかでも学生の成長につながるのが、人前で発表する場面。「自分は引っ込み思案だ」と思っている学生でも、オープンキャンパスや実習などの対外的な場で一歩を踏み出すことでガラッと変わります。しっかりと準備をした上で「なんでもいいからやってみる!」という度胸をつけてもらいたいから、授業中でも急に役割を振るなど、結構ムチャぶりをしています(笑)。
勉強も行事も仲間とともに
全力投球!
“ていたん”にはいざというときの瞬発力があり、追い込まれたときに普段には見られない力を発揮します。 T-CREW(オープンキャンパスの学生スタッフ)や体育祭、大学祭などで、「すごいね、こんなことできるんだ」と予想以上のパフォーマンスを見せられることがたびたびあります。それがかなりのレベルでできているのがすばらしい。普段の授業や活動を通して力をつけていると思うので、教員としてもうれしいです。それから、学生は基本的にみんなとってもまじめ!それも大きな魅力です。私の学生時代とは大違いですよ(笑)。